| ここ数年、自然派の化粧品や洗剤などがたくさん見られるようになりました。 オーガニックコスメなんて呼ばれたり、エコ洗剤なんて言われたりする。選択肢が多いのは幸せなこと。そして、どれを選ぶかを考えることも楽しいですね。ときどき店頭で「どれがいいの?」と尋ねられることがありますが、お家の味があるように、誰にでもよいものはあり得ない。使用感、使用後感、香り、価格、環境への負荷など、さまざまな角度から、その時の自分にとって最適なものを探すのが、また楽しい旅でもあります。 さて、そんなたくさんの商品の中から、Saponeriaがショップでの取扱いを考える時は、基準がぐらつかないように決めていることがあります。 それは「人」。お客さまからのリクエストが最優先。お客さまと共にあるのがSaponeriaだから。売るのも買うのも「人」からです。 だから誠実な人から買って、気持ちが伝わるように売りたい。難しいことだけれど、私達は良いモノを手に、良い気持ちをハートに持って両方の良きものを販売しなくちゃならない、と思っています。
開店以来丸5年の時間を通じてお客さまに教えていただいて仕入れを始めたものが多いのです。みなさんの知識や感想、経済感覚、そういったものが現在のSaponeriaを形作っています。その上でやってみているのが自分達を使った実験。 いろんな人のいろんな感想が豊富にあった方が役に立つ。だから、です。 扱う全てのものを使ってみて、スタッフそれぞれが自分なりの結果やお客さまの感想をお話できれば、それが当てはまらない方にも幾らかの判断材料になるのではないかしら? 同じ時代を生きる人に私達は何を提供していくのか? それは確かに望まれていることなのか?そんなことを問いかけ続けていくのが「仕事というもの」のような気がしています。毎日の小さな幸せから、大きな夢の実現までのまるごとの暮らし方を豊かにしたいなーと。 と、いうわけで「暮らし方=生き方」がナチュラルなこと、というのがSaponeria風と言えるのかも知れません。風通しのよい、日の当たる、気持ちのいい場所やモノを心に描いています。 そして、忘れてはいけないことがあります。こんなふうにたくさんの素敵な商品が並んで、選ぶことができる国ばかりではないということ。その上、良い原材料は、私達のように取捨選択の自由に恵まれていない国からもやってくるのだ、ということ。だから、あんまり天然、オーガニックとこだわり過ぎるのは、ちょっと思いやりのセンスに欠けるのかも知れないこと。それは「こだわり」でなく「とらわれ」になり始めているのかも知れないこと。 そうそう、店頭では遠慮なく質問してくださいね。びっくりしたり、どぎまぎしたりして、私達スタッフも育つのだと信じています。 2008年6月15日改訂しました。 |
